田中伸一さんが自身の実体験を通して綴る、感動と深化のストーリー。
詳細な描写に胸を締め付けられるシーンがあり何度も涙しましたが、最後はなんとも安らかで晴れ晴れとした気持ちになりました。心のままに生きている彰悟くんとその素晴らしさに気づき変容する田中さんがとても素晴らしい。読み終えた直後にもう一度読み返しました。
終盤ではより深い世界の話になり、彰悟くんの名前に隠された意味や存在自体の尊さ、彰悟くんを心から尊敬しコミュニケーションが取れるように努力され、通じ合うようになった姿、またその結果で得られた彰悟くんが発する心のメッセージはとても重厚で深みがあり、心に響きます。
そして読み終えた後に登場する彰悟くん”書”がまた素晴らしい! 心や命の強さ、勢い、今を思いのままに思いっきり生きているぞ!とものすごいパワーで言っているような気がして、何故だかゾクっと背筋が伸びるような迫力が宿っていました。
家族には様々な状態や関係があると思いますが、存在してくれているだけで幸せなんだと教えてくれます。私自身も悩みだったり葛藤が時々ありますが、存在に感謝し普段より少し優しい夫であり父になれそうかな、と今は思えます。そういう気持ちを忘れないように、今後も時々読み返したいなと思える本でした。
この本は読み手を選ばないとは思いますが、こんな方には特にオススメできます。
- 子育てや家族との関係に悩まれている方
- お仕事がうまく行ってないと感じる方
- 何かわからないがモヤモヤしている方
田中さんやご家族の存在とご縁に感謝しています。
ありがとうございます。